荒川を越えるライナー
京成スカイライナーも荒川越えをしますが、ここでのライナーはズバリ「日暮里・舎人ライナー」です。待望の開業日、小説文中ではちょっとしたデートシーンで引用させてもらいました。こういうシチュエーション、実際にあってもおかしくなさそうですが、どうでしょうね?
「ふたたび、三月の巻 おまけ」~時は満開 より
混雑極まる開業初日の日暮里駅。二人はこれから川を越える旅に出る。
<中略>
あいにく先頭席は確保できなかったが、ある程度並んだ甲斐あって、進行方向二人掛け席をゲットすることはできた。隣には愛しの女性。どう言葉を発するか、その勝手がわからないだけなのである。
想い出の地、熊野前、足立小台と続く。荒川が見えてきた。本線本日のハイライトである。
「オイラ、いや僕、姉、いや小梅さんのことが...」
「フフ、そう来ると思った。でもそのセリフ、今はとっといた方がいいよ。」
「エ?」
「入学したら、気持ち変わるかも知れないし」
「姉御ぉ...」
西新井橋から小梅がスケッチした首都高速。その上を越えるんだから結構な高さである。右手遠くにはその西新井橋。荒川ビューが広がる。だが、六月の目には入らない。気分はすっかり川流れ~。
→参考:日暮里・舎人ライナー乗車レポート「人と里を結ぶ新交通」
「ふたたび、三月の巻 おまけ」~時は満開 より
混雑極まる開業初日の日暮里駅。二人はこれから川を越える旅に出る。
<中略>
あいにく先頭席は確保できなかったが、ある程度並んだ甲斐あって、進行方向二人掛け席をゲットすることはできた。隣には愛しの女性。どう言葉を発するか、その勝手がわからないだけなのである。
想い出の地、熊野前、足立小台と続く。荒川が見えてきた。本線本日のハイライトである。
「オイラ、いや僕、姉、いや小梅さんのことが...」
「フフ、そう来ると思った。でもそのセリフ、今はとっといた方がいいよ。」
「エ?」
「入学したら、気持ち変わるかも知れないし」
「姉御ぉ...」
西新井橋から小梅がスケッチした首都高速。その上を越えるんだから結構な高さである。右手遠くにはその西新井橋。荒川ビューが広がる。だが、六月の目には入らない。気分はすっかり川流れ~。
▼開業初日の日暮里駅はこんな感じ。デートどこじゃない?
→参考:日暮里・舎人ライナー乗車レポート「人と里を結ぶ新交通」
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