地図+QRコード

 例えばグリーンマップ上に付したアイコンについて、より詳しい情報を知りたい時、どういう仕掛けがあると効果的か? すでにどこかに実例があると思われますが、一つの解はそのアイコンの近くにQRコードを付けること、だろうと思います。ただし、QRコードばかりになってしまうとゴチャゴチャになり、QRの本分である"Quick Response"が損なわれてしまうおそれがあるので、目ぼしいスポット数箇所程度あれば、ってとこでしょうね。

 某ファストフード店のトレイ紙にQRコード付きの商品メニューが掲載されたことがありました。必要な情報は客から取りに行く、店側はそのためのアクセスを提供する...PUSH型ではなくPULL型のこうした情報提供は、地域・流域においても有効と思われます。

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ふたたび、三月の巻 おまけ」~色とりどり より

 「地域との関わりに気付く、関わりを築く、その一助になれば、というのが今回の趣旨でございました。この『気付く』と『築く』は、環境教育などで使われる言い回しですが、環境に限ったことではありません。お一人お一人が日常生活の中で認識してもらうだけでいい、もしかするといいことあるかも、ってそんなキーワードだと思います。で、当センターとしてもですね、その『築く』のために、皆さんに描いていただいたマップをとにかくまとめてみようと思ってます。せっかくなのでオレンジとグリーン共通のチェックポイントには、QRコードを付けて、何らかの情報を入手できるように、あとはですね...」
 ホワイトボードに走り書きしながら、現役教諭のような仕切りを見せる。これといったプレゼンツールはないものの、聴衆は釘付け。
 「白地図も各種そろえてダウンロードできるようにしますけど、環境情報センターらしい仕掛けをちょっと」
 これには、櫻も千歳もビックリ。
 「投稿型共同制作マップ?!」
 文花は再びボードにサラサラ。
 「覚えやすいように、ITグリーンマップとしておきましょう。インターネットをお使いの方はぜひこちらで今日の続きなどを。」




 ちなみに、国土交通省が荒川の流域情報をIT志向で提供しようとすると、以下のように「現場密着式」になります。その場にいれば情報が得られるという仕掛けなので、自宅や出先などからピピッという訳に行かないのが、何とも... 多様かつ多彩なのもITの一側面ですが、その本質をよくわかっていないと、こうしたハード志向になってしまうんでしょうね。

▼電柱にQRコードが付されているのは便利なようだが、実際に氾濫した時にはおそらく役に立たないであろう「浸水想定深」情報(→詳細参考情報

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▼「ユビキタス コミュニケーター」を手に河川敷へ、ICタグにかざせば、関連情報が。「自律移動支援」が主旨なので、必ずしも健常者向きではないのかも知れないが、どっちにしろその機械(専用端末)を借りる手間がまずかかる。ユビキタスというのは、「いつでもどこでも」が本旨のはずだが...(→詳細

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