長潮=緩慢な干満

 小説の主な舞台として干潟を使っている以上、当地の水位(干満)は何につけ重要な要素となります。これまで月の数だけ干潟が登場してますが、その都度、満ち干がどうの、潮汐や波がどうのとやってきているので、小説本文をご覧の皆さんなら、ご存じの通りでしょう。

 そんなNPO小説「漂着モノログ」もいよいよ最終章を迎え、9/9掲載分から今年3月の話に入りました。3月の定例クリーンアップは、2日の日曜日ということになりますが、この日は珍しく「長潮日」。水位の上下は激しくない(緩慢な干満なんだとか)(^^;ので、何時にやっても構わないんでしょうけど、下のグラフにあるように、午前中だとやや高め。午後から下がってくるのがわかっている以上、それに従った方が無難だろう、となる訳です。

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 小説文中と同時刻、13時前に実際に現地に行ってみたらこんな感じで、割と広々してました。干潟面の露出があまりに広いと、満潮時には埋没しているゴミが表面化してくるため、回収&調査の手間は増えることになります。このくらいが丁度いい、と言ったら叱られそうですが... ま、そこは一つ"緩慢"に。(^^)

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 漂着ゴミと接する時は、潮を読むことも要件になる訳です。(解散する時は、「これにて潮時」と言うこともあるような、ないような。)



ふたたび、三月の巻」~Warmin' up より

 第一日曜開催というのは定例だし、常連以外への予告も何日、というレベルでは早めに流れていたが、如何せん潮の読みというのが不徹底なものだから、集合時刻の連絡が後回しになってしまう。いつもなら午前十時でいいのだが、南実に言わせると、上下が少ない長潮日とかで午前中は不向きなんだそうな。見学者も来ることだし、潮位が下がり始める午後からゆっくりがいいだろう、とのお達し。とりあえず午後一時の集合ということでまとまった。

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