城南島にて
舞台は品川区から大田区へ移ります。「十二月の巻 おまけ」~それぞれのHoliday、解説(最終回)をお届けします。
城南島と京浜島
一般人が東京湾に触れることのできる場所で、23区で最南端(&大田区で最東端)となると、ここ城南島海浜公園ということになります。(羽田空港の東端には立ち入れないので...)(^^; 手入れも行き届いてますし、なかなか快適な海辺なのですが、公共交通で行こうとすると少々労苦を伴います。(↓バス時刻表例参照) その行きにくさがまた魅力であり、小説(今回はロマンスネタ
)に持ってくるにも打ってつけだった、という訳です。
その城南島にあるのは「つばさ浜」ですが、航空機ファンの方には「つばさ公園」の方が馴染み深いと思います。そのつばさ公園がある京浜島は、城南島よりはバスの本数が多いのはいいとして、残念なのは海(東京湾)に接することができないこと、でしょう。公園の突端の方へ歩いて行くと、テトラポッドが転がっているのが見られる一帯に出ますが、ただ見下ろすだけ。ここに下りるのは困難(危険)ですし、この通り「海ゴミ」に覆われていて、足場がありません。湾内の漂着ゴミを実感したい向きには適地だと思いますが、デートコースとしてはちょっと向かないでしょうね。
↓ こんな感じで離陸シーンが望めるのはいいのですが...
↓ 眼下の水際(波打ち際)はこの有様 *解像度はあえて高めにしてあります。
「で、大森海岸まで行って、バスですか」
「そのバス、本数が少ないから」
「それをクリアすれば、あとはゆったり、か...」
予定駅で降り、しばらく待つ。大森駅を出たバスがソロソロと入ってくる。ここからバスに揺られること約二十分。目指すは、東京港を臨む一端、東京湾西岸で最も突き出た地である。
「千歳さんも面白いとこ、ご存じねぇ」
「そこと空港の間に京浜島てのがあって、そこも飛行機ビュースポットなんだけど、季節によって使う滑走路が変わるみたいでね。冬場はそれほど見映えがしないんだって。ただ岸壁を見下ろすとテトラポッドとかに漂着ゴミが溜って凄いことになってるんだとか。つまり空は冴えないけど、海の方は見応えがあるって訳。調査に行く分には有意義なんだけど、今日はね、そういう日じゃないから...」
「で、城南島かぁ。あっ早速、飛行機!」
15:30羽田発2便
使う滑走路が違うからできることなんでしょうけど、15:30(同時刻)に千歳行き(JAL533)と小松行き(ANA755)が発つことになってます。折角なので、登場人物の名前をそのまま当てはめて1シーン作ってみました。こういうのを「便乗」って言うんでしょうね。(^^)
ちなみに城南島は常にいい角度で飛行機を見送ることができますが、京浜島は冬季だとパッとしないようです。城南島海浜公園管理事務所の所長さんに聞いた話では、季節によって滑走路を変えるためだろう、とのことでした。(同事務所では、「海辺の漂着物調査」でもお世話になりました。→参考情報)
(櫻)「てことは、この打ち寄せてるのって、海ゴミになる訳、か。でも、枝とか藻みたいのはゴミじゃないわよね。」
(千歳)「一見したところ、人工物とかなさそうだけど、よくよく調べると粒々とか出てくるんだろね」
(櫻)「粒々か。南実さん、今日どうしてるかな?」
羽田を発つ飛行機は結構頻繁。蛇足ながら、只今上空を目指している一機は小松行きである。
(千歳)「飛行機で小松方面とか? なーんてね。」
(櫻)「そしたら、千歳さんも北海道行かなきゃ」
次に飛び立つは、正に千歳行き。離陸シーンがよく見えるだけでも十分なのだが、ついでに何処其処行きというのがわかるようになっているとより楽しめそうだ。

一般人が東京湾に触れることのできる場所で、23区で最南端(&大田区で最東端)となると、ここ城南島海浜公園ということになります。(羽田空港の東端には立ち入れないので...)(^^; 手入れも行き届いてますし、なかなか快適な海辺なのですが、公共交通で行こうとすると少々労苦を伴います。(↓バス時刻表例参照) その行きにくさがまた魅力であり、小説(今回はロマンスネタ

その城南島にあるのは「つばさ浜」ですが、航空機ファンの方には「つばさ公園」の方が馴染み深いと思います。そのつばさ公園がある京浜島は、城南島よりはバスの本数が多いのはいいとして、残念なのは海(東京湾)に接することができないこと、でしょう。公園の突端の方へ歩いて行くと、テトラポッドが転がっているのが見られる一帯に出ますが、ただ見下ろすだけ。ここに下りるのは困難(危険)ですし、この通り「海ゴミ」に覆われていて、足場がありません。湾内の漂着ゴミを実感したい向きには適地だと思いますが、デートコースとしてはちょっと向かないでしょうね。
↓ こんな感じで離陸シーンが望めるのはいいのですが...
↓ 眼下の水際(波打ち際)はこの有様 *解像度はあえて高めにしてあります。
「で、大森海岸まで行って、バスですか」
「そのバス、本数が少ないから」
「それをクリアすれば、あとはゆったり、か...」
予定駅で降り、しばらく待つ。大森駅を出たバスがソロソロと入ってくる。ここからバスに揺られること約二十分。目指すは、東京港を臨む一端、東京湾西岸で最も突き出た地である。
「千歳さんも面白いとこ、ご存じねぇ」
「そこと空港の間に京浜島てのがあって、そこも飛行機ビュースポットなんだけど、季節によって使う滑走路が変わるみたいでね。冬場はそれほど見映えがしないんだって。ただ岸壁を見下ろすとテトラポッドとかに漂着ゴミが溜って凄いことになってるんだとか。つまり空は冴えないけど、海の方は見応えがあるって訳。調査に行く分には有意義なんだけど、今日はね、そういう日じゃないから...」
「で、城南島かぁ。あっ早速、飛行機!」

使う滑走路が違うからできることなんでしょうけど、15:30(同時刻)に千歳行き(JAL533)と小松行き(ANA755)が発つことになってます。折角なので、登場人物の名前をそのまま当てはめて1シーン作ってみました。こういうのを「便乗」って言うんでしょうね。(^^)
ちなみに城南島は常にいい角度で飛行機を見送ることができますが、京浜島は冬季だとパッとしないようです。城南島海浜公園管理事務所の所長さんに聞いた話では、季節によって滑走路を変えるためだろう、とのことでした。(同事務所では、「海辺の漂着物調査」でもお世話になりました。→参考情報)
(櫻)「てことは、この打ち寄せてるのって、海ゴミになる訳、か。でも、枝とか藻みたいのはゴミじゃないわよね。」
(千歳)「一見したところ、人工物とかなさそうだけど、よくよく調べると粒々とか出てくるんだろね」
(櫻)「粒々か。南実さん、今日どうしてるかな?」
羽田を発つ飛行機は結構頻繁。蛇足ながら、只今上空を目指している一機は小松行きである。
(千歳)「飛行機で小松方面とか? なーんてね。」
(櫻)「そしたら、千歳さんも北海道行かなきゃ」
次に飛び立つは、正に千歳行き。離陸シーンがよく見えるだけでも十分なのだが、ついでに何処其処行きというのがわかるようになっているとより楽しめそうだ。
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