E-wasteを出さないために

 電子廃棄物が国内で適正処理されず、海を渡り、港に山積みされ、そこから某所へ移され、不適切な再生処理や不法投棄がされ... この一連をE-waste問題と称しますが、各種メディアで取り上げられる機会も増えたため、ご存じの方も多いと思います。

(→参考情報:PSE法関連PC等リサイクル関連家電リサイクル関連

 河川敷などに不法投棄される家電や電子機器も、見方を変えれば立派な資源なのですが、リサイクル業者がこうした投棄品を回収することはないようで、西新井橋下もこの手の廃品がゴロゴロ。E-waste問題を引き起こさないためにも、しっかり回収し、使える材料があればリサイクル(再資源化)がされればいいのですが、河川事務所の手で撤去されるのがせいぜいでしょう。(どのように処分されているのか、詳しくはわかりません。スクラップか埋立か...)

 写真のように、専門のリサイクル工場で分別、再資源化される量が増えれば、資源小国は一転して大国になり得ると思います。(家電リサイクル法に、その辺りの資源戦略が盛り込まれていないのが残念な限り。今春の法改正は、その好機だった筈。) 他のゴミ同様、E-wasteについても、いかに発生源から抑えるかが要になりますが、これは環境問題云々というよりも、自国の資源確保のため!と考え直す方が良さそうですね。

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十一月の巻」~視野広がる時 より

...「この世にゴミはない」とまでは言い切っていないと思うが、廃品を循環させるのが得意技。今日は清に連れられて、西新井橋の下にブツの物色に来たという訳。

 「どうだ、何とかならねぇか?」
 「こうも泥かぶってちゃあな。洗濯機なんかはバラせばいいから汚れててもどうってことねぇけど、オレっちの領分じゃねぇから...」
 「他の電気製品もだが、よっぽどうまくやらねぇ限り、骨折り損だもんな」
 「中国じゃパソコンやらゲーム機やらの基板をよ、硫酸で溶かして金属取り出してるっていうじゃねぇか。危なっかしくて聞いてらんねぇよ。」
 「それにゃ日本製も含まれてるって聞くぜ」
 「ま、前みてぇに筐体だかボロ布だか、単純で扱いやすいのがいいな。ここに散らばってるのは今日のところは願い下げ。昔はそんなことも言ってらんなかったけどな。ワハハ」
 本業の話となると饒舌になる旭であった。

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