リセットクリーンアップ

 キャンペーンとして行うクリーンアップの場合、年に1~2度というのが一般的。ただし、調査型クリーンアップの本旨からすると、年次でデータを積み上げるだけでは実証性に乏しいという見方もあります。より密に実施し、より精度を高められればベターでしょう。(季節による変化も把握できますし)

 辺り一面を徹底して片付けるのは困難なので、ある一定の範囲に限ってゴミゼロ、つまり大小問わず完全になくなるまで拾い尽くし、その後ひと月ごとに調査する、そんな手法がとられることもあります。これが「リセットクリーンアップ」です。

注)何度もリセットを繰り返してると、ResetのReがどんどん増えていってしまうので、定点調査(モニタリング)と考えた方がわかりやすいかも知れません。

画像


十月の巻」~そして正午を過ぎ より

...南実は干潟を見て一言。
 「これでリセット完了ね」
 「エ? リセットって?」 聞き慣れない用語に櫻が素早く反応。
 「調査型クリーンアップの場合、決められたエリアを重点的に片付けて、一定期間を空けては調べ、というのを繰り返す手法があるんです。それがリセットクリーンアップ。今日はその記念日、かな。」
 ここで永代が口を挟む。
 「こうやってリセットされると、ここにゴミを捨てようって、普通なら思わないでしょね... あ、ここは漂着して来るゴミが溜まる場所かぁ。」
 「いえいえ、ここだってわかりませんから。捨てさせないためには片付ける、って、大いにアリでしょう。」

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック