識別表示を活かすには

 原油価格がどうこうと騒がれている割には、石油を原料とするプラスチックは、その扱いが軽視されている気がします。せめてプラスチックの容器包装に関しては、再資源化・再商品化されてほしいところですが、自治体のゴミ行政に温度差が生じ、「燃やしてしまえ」志向が増えているのは残念な限り。(→参考情報 しっかり原料に戻す努力をしている自治体の集積所まで越境して持って行きたくもなります。

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 対象となる容器包装には、[プラ]などの表示が付されているので、少なくともこれが付いているものはしっかり回収ルートに乗せられるよう、心がけたいものです。(他のマーク(業界等の自主設定)付き商品も同様)

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「九月の巻」~縁結び より

 業平は何を思ったか、廃プラの中から[プラ]の識別表示が付いている容器包装類をピックアップし出した。まだ乾ききっていなかったが、構わず別のレジ袋に入れている。「ちょっとね。実験用に頂戴します。」 この手のプラ包装は、ケミカルリサイクルで油に戻せる訳だが、原料化される前にまだお役に立つなら、[プラ]としても本望だろう。彼の実験では、バーコード部分がカギになるが、変形してたり破れてたり、イレギュラーな方がスキャナの試し甲斐があるとのこと。冬木は「おそれいりました」と一言。一同同感である。

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