墨田区文花

 雨水利用で名高い墨田区。亀戸と曳舟の間ほどに、雨水資料館という施設があり、同区における取り組みをはじめ、国内や世界における雨水に関する展示を見ることができます。東武亀戸線では小村井駅が最寄。駅を含む一帯の地名は文花(ぶんか)になります。(参考情報→雨水資料館レポート






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七月の巻 おまけ」~学びの場 より

 かくして人数が増えることを見越したように水位が下がった干潟には、総勢九名の男女がそろった。六月は早速、名前を確認しつつ、呼びかける。
 「墨田区に文花ってとこありますけど、『ふみか』さんなんですよね」
 「文花なんて、よく知ってるわねぇ。雨水の調査で一回行ったことあるけど、六月君、何かご縁でもあるの? ハ、ハァ」(クシャミ中断)
 「東武亀戸線の駅めぐりしたんです」
 実姉は年が離れてて話にならないとか言っている割には、さらにお年(この日の女性最年長)の文花にはこの調子。...

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