名物マハゼ

 竿でも釣れますが、網を打っても獲れます。油で揚げればちょっとしたつまみになりますが、お味の程は、はてさて? ボラ、スズキ、テナガエビも荒川下流では立派な食材です。(→参考情報

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七月の巻」~お天気 夏モード より

 「おっ! 来た来た」
 若者一同「?!」 「マハゼですな。江戸前と言やぁ聞こえもいいけど、俺に釣られるようじゃ雑魚だね。」 大笑いしたいところをこらえている諸兄が約二名。
 「清さん、さわってもいい?」 小梅が手を伸ばす。
 「手乗りハゼだ」
 「何かカワイイ」
 「これ、から揚げにして食べられるって本当ですか?」 櫻が思い出したように呟く。
 「ちゃんと捌いて、サッと揚げればね。美味いよ。」
 今は弥生の手の上にいる。捌かれる話を聞いて驚いたか、ハゼ公が体をくねらせるものだから「ヒーッ」となる。隣で蒼葉は目をパチクリ。少女も同様に目を見開きながら、
 「えー、食べちゃうの?」
 「お嬢さん、それは自然の恵みって言ってね、悪いことじゃあない。し潟が今日みたいに元気になれば、もっと増えるから大丈夫!」

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